書画家 婁正綱の書紀行
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中国大紀行の全50話を、書画家 婁正綱氏が自身の体験をもとに語ります。
日刊ゲンダイ紙面にて好評連載中!

書画家 婁正綱氏
女性書画家。1966年、中国・黒滝江省に生まれる。12歳で書の才能に加えて、知識・知力および記憶力が高く評価され、中国政府より「智力超常児童」として認定。政府より特別教育を施される、中国の著名な書画家達に師事する。以来、その活動は国連やユニセフなどの事業に作品が採用されるなど世界の知識人・文化人等々に影響力を与えている。現在、中国を代表する書画家として、主に日本、中国、米国で活躍している。

Vol.35「一期一会」
 京劇は中国の伝統芸能の一つです。その大きな特色は、生の、ライブの芸術であることだと思います。歌い手と弾き手、踊り手と観客、たくさんの人と人が出会い、その一瞬一瞬にすべてを込めて表現する。古来からずっと積み重ねられてきた伝統が、いま私たちの目の前で披露される一幕に凝縮されているのです。まさに「一期一会」の世界ですね。
 そう考えると、今の若い人があまり京劇を見ないのは、非常にもったいないなぁ、と思います。
 でも、私はこの間、日本でスーパー歌舞伎を見て、とても感銘を受けました。京劇も若い観客に見てもらうにはどうすればいいか、その大きなヒントがスーパー歌舞伎にあると感じました。
 伝統を守りつつ、新しいものを取り入れていく。言うのは簡単ですが、たいへん難しいことです。しかし、それをやっていかないと時代に取り残され、いつか消えてなくなってしまう。これは京劇に限ったことではありません。書画を含めた、すべての芸術についていえることです。芸術を志す者として、私はいつもそう考えています。

出典:日刊ゲンダイ 2008年2月4日

京胡(北京)

中国の伝統芸能・京劇の伴奏の要となる京胡。胡弓の一種ですが、歌い手の声や演目に合わせて作り分けるには高度な技術が必要です。50年以上にわたって京胡を作り続けてきた職人の技を紹介し、京劇の魅力にも触れます。

( DVD 第7巻『千年の技』

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