書画家 婁正綱の書紀行
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中国大紀行の全50話を、書画家 婁正綱氏が自身の体験をもとに語ります。
日刊ゲンダイ紙面にて好評連載中!

書画家 婁正綱氏
女性書画家。1966年、中国・黒滝江省に生まれる。12歳で書の才能に加えて、知識・知力および記憶力が高く評価され、中国政府より「智力超常児童」として認定。政府より特別教育を施される、中国の著名な書画家達に師事する。以来、その活動は国連やユニセフなどの事業に作品が採用されるなど世界の知識人・文化人等々に影響力を与えている。現在、中国を代表する書画家として、主に日本、中国、米国で活躍している。

Vol.30「彩雲帰」
 それはまったくの偶然でした。先月、北京であった弟の結婚式に出席したら、そこに今回DVDに出てくるヤオ族の女の人がいたんです。それも姉妹2人で。
 ご覧になった方ならお分かりですよね。そう、「世界一長髪の村」としてギネスにも認定されている、あのヤオ族の人が、その長い、長〜い髪を私の目の前で披露してくれたから、ビックリです! しかもその髪の美しいこと。これだけのものを維持するのは大変なこと。その努力にただただ頭が下がります。
 日本には、“髪は女の命”という言葉がありますね。でも私自身は、髪はあくまで体の一部という考え方。なにしろ髪が伸びてきたら自分で切っちゃうぐらい。美容室なんかへもほとんど行かないんです。
 そんな私ですから、髪の長さを競うなんて、バカバカしいなぁ、と思っていました。でも、実物を見せつけられると、その考えもなにやら怪しくなってきます。ただの髪だと思っても、ここまで長いと、もう髪ではなく、まるで彩やかにたゆとう雲のように見えてくるから不思議です。だから今回は『彩雲帰』。
 ヤオ族の長い髪を、これはこれで意義があるのではないか、と思うようになった私は、価値観が変わってしまったのかもしれませんね。

出典:日刊ゲンダイ 2007年11月19日

龍勝

 広西チワン族自治区にある龍勝の棚田。ここには、日本のお茶漬けに似た油茶を主食とし、長寿で知られるチワン族、女性は一生髪を切らない、長髪で知られるヤオ族が暮らしています。ユニークな2つの民族を訪ねます。

( DVD 第6巻『少数民族の小宇宙』

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