書画家 婁正綱の書紀行
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中国大紀行の全50話を、書画家 婁正綱氏が自身の体験をもとに語ります。
日刊ゲンダイ紙面にて好評連載中!

書画家 婁正綱氏
女性書画家。1966年、中国・黒滝江省に生まれる。12歳で書の才能に加えて、知識・知力および記憶力が高く評価され、中国政府より「智力超常児童」として認定。政府より特別教育を施される、中国の著名な書画家達に師事する。以来、その活動は国連やユニセフなどの事業に作品が採用されるなど世界の知識人・文化人等々に影響力を与えている。現在、中国を代表する書画家として、主に日本、中国、米国で活躍している。

vol.27「風来花自笑」
 世界遺産の街として、日本でも注目されている麗江。私が行ったのは2002年ごろですが、そのときに感じた私の気持ちを、そのまま表したのが、この「風来花自笑」という言葉です。
 麗江は小さな美しい街です。そこに暮らしている人々は独特の風習を持ち、俗世間とは切り離されているような印象を受けます。そんな麗江の街角に佇んでいると、風が吹き、花が揺れる、ただそれだけで、自然と笑みがこぼれます。
 この街は、都会にいると気がつかない小さな幸せを、少しずつ思い出させてくれる。そんな街なのです。
 でも、私は思うのです。人間とは、本来そうあるべきなのではないか、と。風が吹いて、花が揺れた。そんなささいなことにも幸せを感じるのが、人としての正しい姿ではないのか、と。自然を崇拝する独自の宗教・トンパ教、そして世界で唯一、現役で使われているというトンパ文字にも、そんな思いが込められているような気がしてなりません。

出典:日刊ゲンダイ 2007年10月1日

麗江

 万年雪を頂く玉龍雪山の麓にある雲南省の麗江。石畳の路地と水路が美しいナシ族の古都です。世界で唯一現役で使われている象形文字・トンパ文字、自然を崇拝する独自の宗教トンパ教など、ナシ族の文化を探ります。

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