書画家 婁正綱の書紀行
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中国大紀行の全50話を、書画家 婁正綱氏が自身の体験をもとに語ります。
日刊ゲンダイ紙面にて好評連載中!

書画家 婁正綱氏
女性書画家。1966年、中国・黒滝江省に生まれる。12歳で書の才能に加えて、知識・知力および記憶力が高く評価され、中国政府より「智力超常児童」として認定。政府より特別教育を施される、中国の著名な書画家達に師事する。以来、その活動は国連やユニセフなどの事業に作品が採用されるなど世界の知識人・文化人等々に影響力を与えている。現在、中国を代表する書画家として、主に日本、中国、米国で活躍している。

Vol.26「日日是好日」
 雲南省は、日本からみると、とても遠いところというイメージをお持ちでしょうが、それは北京や上海に住む中国人にしても同じこと。想像もつかないほど遥か最果ての地。それが雲南省に対する大方の中国人の印象です。つくづく中国は広いですね。
 でも、もちろん、そんな雲南省にもしっかり根を張って暮らす人々がいるわけです。映像にも出てくる少数民族の暮らしぶりは大変興味深く見ました。その中でも、ペー族が多い「大理」の街は、中国の人々が“心を清らかにしたい”と思ったときに行く街としても知られています。都会の生活に疲れた人の心を癒してくれるピュアな街なのです。
 しかしその一方で、大理の人たちは都会の生活をどんなふうに見ているのでしょうか。そんなことを考えながら、「日日是好日」という言葉を描きました。日本でもおなじみの言葉ですよね。いろいろな使われ方をしているようですが、私はこの言葉を、“心の在り方”だと捉えています。どんな地、どんな環境に生まれようとも、その日その日が良い日かどうかは、その人の“心の在り方”次第。そう肝に銘じながら、一日一日を大切に生きたいと思っています。

出典:日刊ゲンダイ 2007年9月16日

大理

 中国と東南アジアを結ぶ西南シルクロードの要衝として栄えた雲南省の大理。住民の大半は商才にも長けたペー族。毎年、旧暦の3月、「三月街」と呼ばれる盛大な市が開かれ、雲南省やチベットから多様な少数民族が集まります。

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