書画家 婁正綱の書紀行
ホーム 8つのポイント 全50話 大解説 浅田次郎氏も大絶賛 ダイジェスト・ムービー DVDご購入 撮影秘話 オリジナル壁紙
中国大紀行の全50話を、書画家 婁正綱氏が自身の体験をもとに語ります。
日刊ゲンダイ紙面にて好評連載中!

書画家 婁正綱氏
女性書画家。1966年、中国・黒滝江省に生まれる。12歳で書の才能に加えて、知識・知力および記憶力が高く評価され、中国政府より「智力超常児童」として認定。政府より特別教育を施される、中国の著名な書画家達に師事する。以来、その活動は国連やユニセフなどの事業に作品が採用されるなど世界の知識人・文化人等々に影響力を与えている。現在、中国を代表する書画家として、主に日本、中国、米国で活躍している。

vol.14 「酒中仙」
「酒中仙」
 中国では、お酒を飲むと仙人になる、と言います。それを言葉に表したのが「酒中仙」。中国ならではの考え方ですよね。
 紹興酒は私も大好きなお酒の一つ。やはり紹興酒には上海蟹との組み合わせが最高! この間なんか友人たち3人で、上海蟹を食べながら、紹興酒を4本も空けてしまいました(笑)。
 中国の南の方には、女の子が生まれると、上等の紹興酒を美しい壷に入れて土の中に埋め、お嫁に行くときに飲むという風習があります。私の両親も私が生まれたときに埋めてくれました。でも、私は小さい頃から“天才少女”と呼ばれ、両親もそんな育て方をしてきたものですから、今さら家庭には入れませんよね(笑)。そこで去年、引っ越しして埋め換える場所もなかったので、結婚もしてないくせに全部自分で飲んじゃいました(笑)。
 お酒を飲むと、いい作品を書ける気がするんです。だから一度、お酒を飲みながら作品集をつくろうとしたことがあるんですが、その時は飲み過ぎて失敗してしまいました。やはりお酒はほどほどがよろしいようで……。

紹興
 中国を代表するお酒・紹興酒の産地として名高い紹興。運河に沿って白壁と瓦屋根が続く街並みは“東洋のベネチア”と称えられた。
 紹興の酒造りの歴史は紀元前、春秋時代まで遡る。もち米を原料に小麦の麹を使った醸造酒。その豊穣な味の秘密は「鑑湖」の水にあるという。
 その春秋時代、紹興を都としたのが「越」。そして蘇州に都を置いたのが「呉」。敵同士が同じ船に乗る「呉越同舟」という言葉はここから生まれた。また、呉越の戦いで破れた越王・勾践が「会稽山」にこもり、熊の肝を舐めて報復を忘れまいとしたことから「臥薪嘗胆」。数々の故事成語が生まれた紹興は、日本人にもなじみが深い地である。
 そしてもう一つ、紹興で有名なのが、中国近代文学の父・魯迅の生誕の地であること。魯迅の生家や小説に登場する居酒屋などが残り、書道家たちの聖地として知られる。「蘭亭」では、日本の曲水の宴のルーツといわれる遊びが今も行われている。紹興の街にはお酒と文化の香りが色濃く漂っている。
出典:日刊ゲンダイ 2007年3月19日
( DVD 第3巻『江南に風雅を愛す』

DVDのご購入
「中国」の全てを凝縮した感動の映像を
DVD 全10巻に収録。

DVD本編の映像をダイジェストにまとめた
サンプル版をお楽しみください。
ページの先頭に戻る
 
Copyright(c)中国大紀行製作委員会.All rights reserved 中国大紀行製作委員会についてサイトのご利用についてサイトマップお問合せ